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日銀式緩和は砂漠の水まき(田村秀男)

 10月21日から29日まで松江の方へ行き家に居なかったので、新聞を読んでいなかった。帰ってからゆっくり溜った産経新聞を見たところ、田村秀男氏が2つのコラムを載せていた。一つは、10月21日の「包括緩和こそ超円高・デフレの元凶」、もう一つは10月25日の「日銀式緩和は砂漠の水まき」である。後者を載せるので読んでみていただきたい。

   日銀式緩和は砂漠の水まき

 田村氏の言うとおりだと思う。

 三橋貴明氏の11月2日のブログに「白川方明日本銀行総裁に関する考察」という表題で白川氏への批判記事が載っていたので紹介する。

【三橋貴明ブログから】
 日銀の白川総裁は4月21日にワシントンのパネルディスカッションにおいて、
膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えにしたがえば制御不能なインフレです」「人々は将来の財政状況への不安から支出を抑制し、そのことが低成長と緩やかなデフレの一因になっている」
 と、発言しました。

 「膨大な通貨供給」「歴史の教え」「制御不能なインフレ」「財政状況への不安」

 見事なまでの抽象論のオンパレードです。
「膨大な通貨供給とは、具体的にマネタリーベースを何倍にする事か。二倍か? 三倍か? 十倍か? 百倍か? 千倍か? 万倍か?」
「歴史の教えとは、具体的に何年何月の誰の通貨供給を指しているのか?」
「制御不能なインフレとは、何パーセントのインフレがどのくらいの期間継続することを意味しているのか?」
「財政状況への不安とは、具体的に何を指しているのか?」

 日銀の総裁という金融政策の責任者が、上記の「抽象論」を堂々と語っているわけですから、我が国のデフレが解消するはずがありません。

 だいたい、この世界に八百屋で野菜を買う時に、
「政府の財政が悪化しているから、お金は使えないわ。貯金しておきましょう」
 などと消費を減らす人はいません。現在の日本で消費が減っているのは、単に「所得」が減少しているためです。そして、なぜ所得が減少しているのかといえば、もちろん「デフレ」のせいなので、白川氏の発言は因果関係を逆さまにしています。

 しかも、白川総裁は「財政悪化デフレ論」に加え、「人口減少デフレ論」まで堂々と口にしています。

『最近の金融経済情勢と金融政策運営(日本銀行総裁 白川 方明)
http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2010/ko1011a.htm/
(前略)1990年代以降の日本を振り返りますと、経済成長率が趨勢的に低下しているうえ、労働力人口は1998年をピークに、総人口は2005年以降、減 少に転じています。この人口動態の変化、特に労働力人口の減少はボディーブローのように大きな影響を日本経済に及ぼしています。このことは、今後、国内市 場の拡大が見込めるのか、あるいは将来的に安定した雇用や所得が得られるのか、財政は維持可能なのかといった点を考えるだけでも明らかです。こうした点に ついて、国民の不安感が拡がると、現在の家計の消費活動や企業の設備投資行動を抑制してしまいます。長期にわたる需要の低迷や、それによって生じる需給 ギャップのもとでのデフレという現象も、より根本的にはこのような中長期的な成長期待の弱まりが原因です。(後略)』

 労働人口が減っていることが問題ならば、デフレではなく「インフレ」になるでしょうが・・・・。こんな子供でも見抜けるような「ウソ」を平気で口にする日銀総裁を存在させている時点で、日本の政治は病んでいます。とはいえ、現在の日銀法では白川総裁をやめさせることはできません。日銀総裁は総理大臣よりも権力が強いのです。

 白川総裁の発言を読むと、結局のところ、日銀の、
日本のデフレは自分たち(日銀)のせいじゃないからねっ!
 と言い訳をかましたいという気持ちが伝わってきます。財政悪化も人口減も、日銀の責任ではありません。というわけで、
「デフレは財政悪化や人口減少のせいです」
 が真実だとすると、日銀はデフレについて何の責任もないということになるわけです。
 もちろん、財政悪化デフレ論も人口減少デフレ論も「根拠がない出鱈目」でございますので、実のところ日銀は現在、戦々恐々としているわけです。というわけで、中途半端な金融緩和を繰り返しているわけですが、いずれにせよ政権が交代し、断固とした日銀への「強制力を伴ったインフレ目標指示」がなされなければ、我が国のデフレは解決のとば口すら見いだせないでしょう。
 そもそも、財政悪化デフレ論や人口減少デフレ論が正しければ、「日本は財政悪化を続け、人口が減り続ける限りインフレにはならない」
 という話になるので、通貨発行放題じゃないですか。日本政府はもはや税金を取る必要がなく、支出をすべて通貨発行で賄えばいいのです。

 それでも財政が悪化し、人口が減っている限り、インフレにならないんでしょ、白川さん
【三橋貴明ブログ 終】

 三橋貴明氏の言うとおりだと思う。それにしても、「人々は将来の財政状況への不安から支出を抑制」とは驚きである。白川氏は、東大出の秀才とのことであるが、こういう発想を聞くと、秀才=バカとしか思えない。
  現在、デフレ脱却を強力に推し進めようとしているのは、安倍晋三氏である。日銀法改正も視野に入れているので、次期総理大臣になることを大いに期待している。
 
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