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中央銀行の独立性とは何だろうか

 安倍総裁(今日は、安倍総理であるが)は、日銀に対して物価目標の導入を迫っているが、当たり前の要求だと思っている。なぜ、今までの内閣がこれを行ってこなかったのか不思議である。ところが、新聞や評論家が「日銀の独立性を脅かす」とあちこちで書き立てている。
 少し前であるが、12月24日産経新聞に下記の記事が載っていた。
            安倍氏、物価目標導入向け

 「安倍晋三自民党総裁が23日の民放番組で、日銀法改正を示唆して物価目標導入を迫り、金融政策への関与を強める姿勢を示した。政府と日銀の政策協定(アコード)についても、目標が未達の際には日銀の責任を問う考えを表明。日銀に雇用拡大への責任を負わせる考えも示し、日銀に「結果」を出すことを改めて迫った。
 日銀はすでに物価目標の検討に乗り出している。この日の安倍発言は、日銀にとって導入に向けて″ダメ押し″ともいえる発言だ。市場では「金融緩和の強化はデフレ脱却の必要条件」(大手生保)と、安倍氏が演出する日銀との協調態勢に期待する声がある。

と市場が期待していると書いたその後に、

 「ただ、「中央銀行に負担を掛ける方向に寄りすぎ」 (大手銀行幹部)など、安倍氏の発言が日銀の独立性を脅かす懸念も出始めた。日銀の独立性が脅かされれば、「政府の言いなりになって、財源として発行される国債を購入(財政ファイナンス)している」と市場で受け止められる恐れがある。そうなれば、巨額の借金を抱えた財政に対する信頼も失われ、景気が低迷している中で金利が上昇する懸念もある。
と書いているが、これがさっぱりわからない。「日銀の独立性を脅かす」とはどういうことだろうか。

 『「政府の言いなりになって、財源として発行される国債を購入(財政ファイナンス)している」と市場で受け止められる恐れがある。
と書いているが、政府が国債を買ってくれと要求し、日銀がこれを実行して何が悪いのだろうか。日銀が国債を購入すれば、政府は、日銀購入分の利子は払う必要はなくなる。日銀は、政府の子会社であるからである。日銀が国債を購入すると市場は何を心配するのだろうか。なぜ、財政に対する信頼が失われるのだろうか。日銀が国債を購入するとなぜ金利が上昇するのだろうか。さっぱりわからない。日銀が国債を購入するということは、その分だけ政府の借金が減少したと等価になるので財政負担は軽くなる。日銀が国債を購入すると市場に通貨が増えインフレ方向へ行くことが心配されるだけである。今は、デフレであり日銀の国債購入は適切である。政府のインフレ目標は、2%であるから、これを超えないように国債等を購入すればよいだけである。

 最後に『ただ「中長期的視点で金融政策を担う日銀に対し、政治は短期間での効果を優先しやすい」(市場関係者)とみられ、政府の関与が強まることによる悪影響を懸念する向きもある。』と書いているが、これもよくわからない。「政府の関与が強まることによる悪影響」とは、どういうことを言っているのだろうか。この記者に質問しても答えてくれないと思う。巷で言われている安倍叩きの俗論を書いただけだろうと思う。

 日本銀行法第三条は、「日本銀行の通貨及び金融の調節における自主性は、尊重されなければならない。」となっており、これは、金融政策の独立性ではなく、手段の独立性である。
 第四条は、「日本銀行は、その行う通貨及び金融の調節が経済政策の一環をなすものであることを踏まえ、それが政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう、常に政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならない。」となっているので、政府方針が「デフレ脱却、インフレ目標2%」ならば、日銀は、これを受け入れるのは当たり前であり、独立性の侵害にはならない。
 安倍総裁の要求を聞いて日銀はすでに物価目標の検討に乗り出していると報道されているが、これは、日銀法第四条に則った対応であり当然の行動である。
 それにしても、野田首相は、日銀法を読んだことがあるだろうか。安倍総裁の日銀への要求は、独立性を脅かすとさかんに言っていた。

 ところで、今の日銀法では、どんな失敗をしても責任を問われないし、誰も総裁を罷免することができないようになっているので、この辺の日銀法改正は、必要であると考える。

 
 
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