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産経新聞 「賢者に学ぶ」を読む

 今日の産経新聞の一面に哲学者・適菜収氏の『「民主化」が足りない?』というコラムが載っていた。適菜氏のコラムは、いつも含蓄のあるコラムのなので、今回はどうかと思いながら読んでみた。読み終わってハッとした。今まで完全に見落としたものを的確に指摘されたのである。

哲学者・適菜収 「民主化」が足りない?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130104/plc13010403220004-n1.htm
 『「日本がよくならないのは、民主化が足りないせいである」「民主主義を国民一人一人に根づかせることが必要だ」。こうしたフレーズは一般ウケがいいようで、政治家は戦後、ことあるごとに「民主化」を叫んできた。曰(いわ)く「民意を問え」「国民の審判を仰げ」「官から民へ」「官僚内閣制の打破」…。問題はこうした言葉が権力の中枢から発せられてきたことだ。

と切り出し、この後山本七平氏の認識を紹介している。

 『評論家の山本七平(1921~1991年)は、そこに戦前戦中から引き継がれた「一億一心的な発想」を見いだした。「民主主義バンザイ」という戦後のメンタリティーは、戦前戦中の超国家主義と基本的に同質のものである。それは一イデオロギーの神格化だ。
と。そして、
 『敗戦により日本人は目覚めたのではない。むしろ、戦前戦中の旧(ふる)い体質を引きずる人々、知的迷妄の闇に落ち込んだ人々が、「全国民的な目標を示すスローガン」としてマスコミを動員して民主主義礼讃(らいさん)をはじめたのである。

 そして、いろいろ説明した後、

 『「民主化」が全国民的目標となった結果、権力の中枢から外に向かって国家は解体されていく。裁判員制度の導入も、また首相公選制や参院の廃止、地方分権といった政策も「民主化」の流れの延長線上にあるものだ。
 戦前から戦中、戦後日本を蝕(むしば)んできたのは、外来思想を神格化し、一イデオロギーを妄信する病的な体質である。
 こうした「病」を意図的に利用する政治家がいる。彼らは改革派を名乗り、守旧派、抵抗勢力、官僚といった「悪」を設定し、それを駆逐すべしと世情に訴えかける。「改革を進めれば理想社会が到来する」というわけだ。こうした根拠のない「革新幻想」は近代啓蒙主義及びその土壌であるキリスト教に由来する。「民主化」を叫ぶ人々の背後に潜む不純な動機を見抜くべきだ。


と結んでいる。
 本当に彼の言うとおりである。「民主化」だの「改革」だの「自由貿易」だの「開国」だの「地方分権」だのという言葉は、非常に聞こえがよいが、この行く先は、国家の解体、日本の滅亡である。橋下市長の率いる維新の会は特に危険であり彼の言葉に乗ってはならいない。

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